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​「足の手術をして…」

ゆゆゆさん

​女性 ✽ 30代

​原因:腰部硬膜外麻酔による手術

趣味のスケートボードで靭帯損傷してしまいました。
腰部硬膜外麻酔と、全身麻酔で手術をしましたが、<腰部硬膜外麻酔>という、背中を局所麻酔した後に針を硬膜外腔まで進め、この針伝いに細い管を硬膜外腔に留置し、この管を通じて局所麻酔薬などの鎮痛薬を注入する…この行為を計3回もやられる羽目になりました。

2回うまく入らず、失敗されたのです。

術後数日間、起き上がることが困難なほどの頭痛(脳を強く握られている痛み)と吐き気が続きました。
病院には、麻酔が残っているから水をたくさん飲んでくださいと言われました。

3週間ほど経ち、少しずつ症状は治まってきましたが一人でお風呂やトイレが困難な状態が続きました。
そこでようやく医師からは腰部硬膜外麻酔を複数回やり直したことにより、硬膜から脳髄液が漏れていると報告がありました。

不幸中の幸いで、兄も以前に脳髄液減少症を発症していたので入院中に兄へLINEをし、兄自身の治療中に症状が和らいだ点滴液(酢酸リンゲル液)や治療方法を教えてもらうことができました!!

すぐに担当医へ、兄の経緯を説明し、ブラッドパッチ治療や点滴液を伝えるとブラッドパッチ治療は専門医がいないのでできないが,点滴はすぐにやりましょうとなり、酢酸リンゲル液という点滴をやったところ頭痛が和らぎ、5日後には退院することができました。

兄の助言がなければ入院も長引いていたと思います。


現在は,脳髄液減少症を受け持つ別の病院で診察をしています。
私の場合は脳髄液が漏れている傷が塞がりつつあるため,症状が治まってきているとのことでした。

硬膜外麻酔のやり直しによる脳髄液減少。
怪我を治す為だけに手術をお願いしたのに悲しい結果になり残念です。
現在は安静にしつつ趣味のスポーツ復帰に向けリハビリをしています。
先の不安が大きいですが、前向きに頑張っていきます。

兄も脳髄液減少症の発覚まで数ヶ月かかりました。病名が分かるまで鬱病とも言われた始末です。

医師の認知が低いこの病気をもっとたくさんの方に知ってもらい、理解いただきたいです。

発症から現在までの簡単な病歴

2021年11月〜
手術の麻酔のやり直しにより発症

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